横浜にあるマニアックなクルマの専門店に ダッジ バイパー GTS ACR があることを発見、希少なバイパーということで即、見に行って来た。 GTS と違い ACR(American Club Racer)という高性能バージョンで、仕様ははGTSに準ずるが、エンジンとサスペンションが軽度にチューニングされ、車体も軽量化されているで非常にバランスの良いクルマになっている。エンジンは V10、8ℓ、ノーマルは400馬力だが、吸排気系の見直しで460馬力に。足廻りはKONIのアジャスタブル ダンパー+MERITORのスプリング+BBSの18インチ専用ホイールで強化される。このクルマはボディーカラーもACRでは珍しいダークブルーメタリックで、GTSの明るいブルーとは違いブラックに近い。センターのストライプもホワイトではなくシルバーと凄みがある。試乗もさせてもらったが凄いパワーの一言。リアタイヤは335!という極太サイズではあるが1、2速では簡単にホイールスピンする。トラクション コントロ−ルなどの制御は一切ないが、車体が暴れだしても(意外と)軽快なハンドルで修正ができるのが楽しい。重くストロークの長いクラッチと、前後方向にストロークのあるシフトを操作していると、昔、乗ったことのあるコブラを思い出す。操作感覚が似ているのはアメ車の共通するところだろうが、エンジンのパワーの盛り上がりや、トルクのかかり方など、姿、形は違えど似ているのが面白い。これは現代版コブラだという印象。ACRというスペシャルなバイパーとこのカラーリングは個人的にはとても好み。