お客さんがこのクルマで来たときはとても驚いた。実は私が今、欲しいクルマなのだ。キャデラック コンコースの99年式、最終型。最終型の生産台数は100台と少ないので中古車市場でも出物は稀、コンコース(後期型)自体も少ない。現物、しかも素晴らしく程度の良いクルマを目の当たりにして少々興奮ぎみに『99年式ですよね?』と話し掛けたらオーナーの方もこのクルマに相当こだわっていてパーツの購入や車体の手入れなどディープな話になり、やはり、私と全く同じところにこだわりを持ちこのクルマに乗っているのだとわかる。年代的にも昔からのアメ車好きは、これ以降の路線を変えたキャデラックには馴染めない。古き良き時代のアメ車のイメージを残す最後のモデル。以前、これの一つ前のフリートウッドに9年乗っていてキャデラックの良さをもう一度味わいたいと最近、思っていた矢先の出来事で縁があった。
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