毎年、年末になるとラスベガスでカスタムカーのショーがある。 「SEMA SHOW」といって今、アメリカでどんなクルマがウケているのか? どんなカスタムやチューニングがトレンドなのか? アメ車好きには興味のあるところだ。 クライスラーやダッジ系、ハマーの人気は相変わらずだが、私が興味をもっているカスタムのジャンルがある。 それは去年あたりから流行りだしたモノで、いわゆるHOT RODの現代版で、旧いクルマ(70年代前後の人気車が多い)をベースに『ハイテック』といって最新テクノロジーのモノに造り換えてしまうというもので、最新のエンジンにインジェクターなどでチューン、サスペンションはチューブラーアームに4輪ディスク、20インチのホィールは当り前!! 旧い皮を被ったオオカミ!?みたいなギャップが楽しい。 これは究極のカスタマイズですべてを造り換えるわけだがオリジナリティーを残しつつ最新テクと融合させることが作り手(スピードショップと呼ばれる小工場)の腕とセンスの見せどころとなる。 私はこれが自転車でも出来ることだとヒラメイタ!! 最新のフレームに最新のパーツ、旧車にオリジナルパーツは当り前。 旧いフレームに最新の軽量、カーボンパーツで『ハイテック』することが流行ることはこの保守的な自転車業界においてはないと思うが!?単純にそのギャップがカッコよければよいのです。 正月のひまつぶしに買った本に触発され、頭の中ではすでに前から気になっていた旧いフレームとそれに似合いそうな最新パーツのイメージができてしまった。 それを具現化できるかはフトコロぐあいによる。