「ランニングバイク」などと呼ばれる幼児向けの「ペダルなし自転車」の人気が広まっているが、消費者庁には事故の報告も増えているという。国内では「ストライダー」などの商品名で2009年頃から輸入品の販売が始まり、累計販売台数が10万台を超える人気商品になった。対象は2~5歳程度。バランスが養われるとして「本物の自転車に乗る前の練習用に」などと宣伝されている。人気が出て約20社が参入し、販売台数は毎年増え続けている。自転車に似ているが、ペダルやチェーンはなく、ブレーキも付いていないため、道交法の対象外で安全確保のための規制もない。販売業者は「あくまで遊具なので、公道で乗らないで」と呼びかけているが、実際には公園までの行き来に乗っている子供も少なくない。特に下り坂でスピードが出た場合が危険なので、親御さんは管理をしっかりして安全に遊ばせて欲しい。